鬱アニメならこれ!アニメ青い文学シリーズ【人間失格】1話~4話の感想レビュー


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2009年にテレビで放送されていたマッドハウス制作の『青い文学シリーズ』

ベースとなるのは日本でとっても有名な作家の小説6作品で構成されているアニメシリーズ!

 

有名な小説なので学校で習うけど全部は読んだことない人も多いと思いますが、私は10代のころに読もうとして挫折しました。

 

が!

 

アニメだと、らくらく頭に内容が入ってくるのでマッドハウスさまさまで人間失格を知ることができました☆

 

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恥の多い生涯を送ってきました

『人間失格』を(途中まで)読んだ時の記憶は、もうあいまいだけど、このフレーズを聞いたときに『あ!』と思い出しました!

 

有名な一文ですよね

読むの挫折した私でも気付いたよ!

 

『恥の多い生涯を送ってきました』

 

このフレーズを聞いて胸がキュっなりました。

 

ひとつも恥のない人生を送っている人なんていないだろうし、わたしも思い出したくないことや恥じる話はいっぱいあります。

 

堺雅人さんの持つ声のせいなのか、やさしくて、繊細な声でこのフレーズを聞くとなんだかしめつけられるような、

泣きたくなるような、なんとも言えない気持ちになりました。

 

 

鬱アニメとしては傑作

鬱々としたアニメが好きな人にはお勧めできる作品だとおもいます。

 

元が小説なだけあって話の土台もしっかりしているし、深いです。

 

一緒に見てた夫はこのアニメ見たあと自分とシンクロさせてしょぼんとなってました…

 

扱ってる内容がそもそも暗いので仕方ないけどめっちゃ暗い。

 

戦い系のアニメではないのでバイオレンスのえぐさ全くないけど

人間のえぐみが出てるアニメでした。

 

太宰治のこと

アニメの冒頭で堺雅人さんが紹介する太宰治についての話も興味深かったです。

 

私は読書家ではないので恥ずかしながら太宰治という名前ぐらいは知ってる程度だったんですが、

人間失格って太宰との共通点がすごく多い作品なんです。

 

そんな背景を知りつつアニメをみると太宰治ってそんな寂しい人生送っていたのか…と辛くなりました。

 

 

デスノートと人間失格

キャラクター原案を担当されたのが『デスノート』で有名な小畑健さんということで、

DVDパッケージもすっかりデスノート感が出てますが、『人間失格』のアニメキャラクターたちは特にデスノートっぽくもなく、気にならずに鑑賞しました!

 

 

さいごに

小説は挫折してしまった私でしたが、アニメは4話だけで完結してるので暗い気持ちにはなるものの、最後まで見たくなる内容でした。

 

むしろアニメを鑑賞後はまた小説を一度ちゃんと読んでみたいなと思うくらい気になる作品となりました。

 

こういうアニメを見るときはちょっとかまえが必要だけども色々と人生や人間関係について考えさせられる作品で見てよかったと思えました。

 

2作目の坂口安吾のお話はまったく雰囲気の違うものでこれはこれでおもしろかったのでまたその作品についても書きたいと思ってます☆

 

それではまた~